BOLTED

完璧なボルト締結を目指す

【✉RE: INQUIRY】鉄道業界での実績を教えて!

7 11月 2017
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テキスト: 梁 完(Yang Wan)

Q:鉄道事業でのノルトロック製品導入事例を教えてください。

 

本記事は、無料メールマガジン「BOLTEDジャーナル」に掲載の、過去のお問合せをご紹介するものです。メールマガジンのご登録はこちらから(登録ページへ)。

※11月29日より幕張メッセで開催される「鉄道技術展2017」に出展し、独仏よりゲストを迎えた欧州の「今」を生の声でお届けするセミナーも開催いたします。詳細はこちらから

 

A:スウェーデン生まれであるノルトロックワッシャーは、やはりヨーロッパを中心に鉄道事業に

おいても幅広い実績を持っています。また製品の採用実績だけでなく、鉄道車両に特化したユンカー

式振動試験の新たなドイツ工業規格「DIN25201-4」の策定に、DBやシーメンス、アルストムと

いった大手企業と共に携わっていることからも、ノルトロックが欧州の鉄道産業においてどのような

立ち位置にいるかがお分かりいただけるかと思います。特にドイツ国鉄であるDBことドイチバーン

においては、長年のお付き合いから「ノルトロックの見解はDB社内のガイドラインである」という

ことが実際に浸透しています(公に言えることなんですよ)。

 

日本国内に目を向けると、およそ10年前にN700系新幹線にノルトロックワッシャーが採用されて

以来、旧国鉄系の鉄道会社からその実績は広がって行きました。現在では、車両に関しては台車・

艤装・車体含めて数十箇所の採用実績があり、軌道・施設・土木の方でも車両と比較して少し数は

落ちてしまいますが、保線関係やホーム柵およびホームドア、駅構内のサイン関係や架線関係等での

実績があります。下記は鉄道車両での代表的な事例です。

 

 

対して下記はインフラ面での代表的な事例です。

 

私たちはこれまでに、国内外で多くの鉄道事業者様や車両メーカー様のご相談を伺って来ました。

社外秘情報も多く含まれるためそれをそのままお伝えすることはできませんが、社内的にその

ノウハウは蓄積され、お客様へのご提案に活用されています。鉄道事業におけるボルト締結の課題の

多くは、列車運行の振動に起因する「緩み」であり、実際の現場で緩み対策の障害となる錆びや塗装

等を当たり前に含む環境下で緩み対策を如何に機能させ、またその効果をどのようにテスト段階で

証明できるか、という点です。低コスト鉄道の実現が声高に叫ばれている今日、この安全面をクリア

しつつ低コスト化と作業効率の向上を成し遂げる方法を、世界中の鉄道事業者が模索しています。

 

また、例えば多くの鉄道事業者様はボルトの締付トルクを管理されています。本メールマガジンの

もう一つのコラムでも触れていますが、メンテナンス時に相手材が錆びていたり、再利用時にボルト

のねじ山に微細なキズが入っていた場合、摩擦係数が大きく変わる場合があります。ほんの些細な

ことで摩擦係数は大きく変わり、そのため既定の締付トルクで締結した場合に得られる軸力も大きく

変動してしまいます。ですが、現場では当初の締付トルクで粛々と作業が続けられるのです。軸力は

目で見える力ではないため、直接的に測定することは特殊な設備を使用しない限り困難です。

そこで、ノルトロックでは超音波軸力計を用いて実際に現場でどの程度軸力が発揮されているのかを

測定しながら締結力を検証する等のテクニカルサポートも行っています。勿論これは鉄道事業者様

向けに限定したサービスではありませんが、特に重要なボルト締結が多い鉄道業界において、国内

では年間7~8件のテクニカルサポートを継続的にご提供しているお客様もいらっしゃいます。

 

ノルトロックワッシャー以外にも、「スーパーボルト」は先頭車両の連結部の大径ボルト締結に採用

されています。また、モノリンク式等の台車において台車枠と輪軸を繋ぐ「一本リンク」の大径

ボルト締結にもご使用いただけます。ハンマーで叩く等の重労働で軸力管理が難しい締結部の良い

解決策となります。また、橋梁建設では東京スカイツリーや関門橋でも使用された進化形ボルト

テンショナーの「ボルタイト」が、除雪車や枕木交換に使用される特殊車両では、可動部の摩耗に

起因するメンテナンスを撲滅するため「エクスパンダー・システム」がご使用いただけます。

 

鉄道業界では、まだまだボルト締結の緩みやメンテナンス性、ランニングコストに課題を抱えている

お客様が多くいらっしゃいます。私たちはあらゆるボルト締結の課題を共に解決するパートナーと

して、単に製品を販売するという枠組みを超えた活動を行っています。もしお客様が何かしらの課題

をお持ちであれば、是非一度ノルトロックジャパンにご相談ください。

 

 

ボルト締結の課題、弊社製品のご相談
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ボルト締結のお悩みは、experts@nord-lock.comまでお問い合わせください!

 

文章監修:梁 完
ノルトロックジャパン エンジニアリングマネージャー

現場を訪問しての丁寧なフィールドサポートはお客様からの評価も高い。またノルトロック製品のスペシャル品を設計する技能も持ち合わせるスペシャリスト。

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