BOLTED

完璧なボルト締結を目指す

【採用事例】海底配管用緊急リペアクランプ

20 9月 2017
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テキスト: アラステア・マクダフ

深海で輝くボルトテンショナー

※本記事はBOLTEDマガジン 2017年第2号に掲載されたものです

  • 顧客:サブシー・イノベーション社(イギリス)
  • ロケーション:オーストラリア
  • アプリケーション:洋上施設
  • ボルタイト製品:M120ボルトテンショナー×14セット、M150ボルトテンショナー×10セット
  • プロジェクト:EPRS用配管押さえ(リペアクランプ)の締結

 

ノルトロックグループの油圧ツール部門であるボルタイトの製品は、世界中のあらゆる産業・業界で

そのシェアを伸ばしています。その良い例が、オフショア産業でのエンジニアリングサービスを提供

するイギリスのサブシー・イノベーション社。25年に渡り、海底に構造物の建設を行う同社は先日、

オーストラリアで数百万ポンド(数億円)規模の大型案件の契約を締結しました。

本プロジェクトにて、ボルタイトでは分割構造になっている大型の配管押さえ(リペアクランプ)用

にカスタムを行ったボルトテンショナーを設計・製造しました。この大型リペアクランプは、オース

トラリア北海岸沖から北東海岸沖の海底を這うガス管の「EPRS」と呼ばれる緊急措置用のリペア

クランプでした。本件でボルタイトはM120とM150の2サイズ分のテンショナーを設計・製造して

います。このボルタイトのテンショナーはリペアクランプ本体の外周に複数ある大径のボルトを締結

するために提供されており、油圧制御システムによって遠隔操作で締結を行うことができます。

 

本ボルトテンショナーは、サブシー・イノベーション社向けにスペシャル品として作られたもの

ですが、ボルタイトは海底でも円滑に作業が行えるよう、過去の経験から得たノウハウをいくつも

加味しています。ストロークを長く取った双方向稼動の構造をもつこのテンショナーには、締結後に

逐一油圧を解放してリカバリを行わなくても、ボルトのテンショニングとリカバリをリモートで

行える、海底作業には理想的な機能が備わっています。サブシー・イノベーション社とボルタイトは

必要になった時すぐに想定通りにEPRSが稼働するよう、適正な軸力がボルトに与えられているのか

の検証試験と製品スペックの協議を何度も繰り返し、全ての製品はボルタイトによる厳格な納期管理

の下で納入されました。オーストラリア沖のEPRSは、ガス管が不測の事態によって緊急リペア作業

を要する事態となった場合に、今この瞬間も備えています。

 

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