BOLTED

完璧なボルト締結を目指す

【採用事例】多目的無人ヘリコプター

ミッション・インポッシブル

※本記事は、BOLTEDマガジン 2018年第1号に掲載されたものです

  • 顧客:サイベアロ社(スウェーデン)
  • 設立年:2003年
  • プロジェクト:民間・軍事両用の無人ヘリコプター「アピッド・ワン」
  • アプリケーション:遠隔操作型航空機システム
  • 採用製品:ノルトロックワッシャー M3 – M12

 

スウェーデンの企業、サイベアロ社が開発した「アピッド・ワン」は、最高難度の環境下でも確実に

コントロールできるというテーマの下に生み出され、同社クライアントの特殊なニーズにも、いとも

簡単に応えてしまう最新鋭の無人ヘリコプターである。

この制御システムは主に、ヘリの発着台・積載部・データ通信装置・管制部の4つの要素で構成

されている。また、ヘリの機体は数多くのセンサーを搭載できるようデザインされており、用途に

応じてそのセンサー群を短時間で取り換えることも可能だ。センサー群にはビデオカメラ、赤外線

カメラ、電気光学カメラ、投光器、大音量スピーカーの他、レーザーで遠方にある物との距離を測定

したり性質を分析できるLIDARと呼ばれる装置や、合成開口レーダー(巨大なアンテナを設置する

代わりに航空機等の移動体でマイクロ波を照射し、高分解能データを収集するもの)も含まれる。

これらのシステムにより、アピッド・ワンは電線の検査作業や時間との闘いとなる救命探索作業、

果ては国境警備に至るまで―つまり、安全確保のために不可欠な幅広い用途で活躍できるドローン

となっているのだ。

 

こうした重大な任務を遅延なく遂行するため、サイベアロ社はノルトロックのウェッジロック技術

を大いに活用している。ノルトロックグループは2009年からアピッド・ワンの尾翼、

排気ユニット、そしてメインロータのハブ締結部にノルトロックワッシャーを供給し続けているが、

上記は全てボルト緩みの主要因となる激しい振動や熱、そして風圧に晒される締結部である。

ノルトロックを使い続ける理由を問われたCEOのミカエル・スミス氏は、同社の見解をこのように

語ってくれた。「その理由は、ノルトロック独自の特徴である振動への耐性です。ボルトに緩みが

起こらなければ、機体各部の劣化や損傷が軽減できる上、不具合や事故の発生リスクもメンテナンス

頻度も、ぐっと抑えられます。それが機体の耐用年数を延ばすことにも繋がるから、というところ

ですね。」

 

 

扱いやすさを追求

人が近寄れないような場所で時間との闘いを続けるアピッド・ワンのキーポイントは「扱いやすさ」だ。機体もコックピット上の円蓋も航空電子機器も、各パーツはシンプルな梱包で輸送できるようデザインされており、メンテナンスも同様にシンプルな作業だけで済む。ノルトロック製品の使用によって、アピッド・ワンは耐用年数を更に延ばし、不具合リスクとメンテナンス頻度を低減することに成功した。ノルトロックで締結されたローターを唸らせて、今日もアピッド・ワンは飛んで行く。

 

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