エキスパート: 他の緩み止めと併用することは可能ですか?

Q:  ノルトロックワッシャーを使用した上に、さらに別の緩み止めを使うことはできますか?

A:  ノルトロックワッシャーを使用する場合は、標準の締結部品(ボルト・ナット)のみをお使いいただくことをお薦めします。緩み止めのナットや接着剤などを併用しても、締結部に対し何の追加的な効果もありません。

保険的な意味合いで緩み止めナットと併用されるケースもありますが、理論的にはノルトロックワッシャーに緩みが発生する時点で、相手材の塑性変形など戻り回転を伴わない「非回転緩み」が発生しているか、適切にノルトロックワッシャーが使用されていない可能性が非常に高いと思われます。

ノルトロックワッシャーを、緩み止めナット&接着剤と組み合わせて使用することは可能ですが、締結部を締付ける際に、ねじ山での摩擦が高くなってしまいます。摩擦が高くなる分だけトルクを上げなければなりません。そのままのトルクで締結を行うと予想より小さな締結軸力しか生まれず、またねじ山での摩擦力が高くなると、ボルトに対してのねじり応力を増加させてしまい、突然ボルトが破損するリスクが大きくなります。さらに、締結部分に対しさらなるコストがかかります。

ノルトロックは信頼性のある工学的なシステムですので、別の緩み止めシステムを追加で行う必要は全くありません。高い品質により、確実な締付け管理が保証され、締結部の安全性が非常に高くなります。

緩み止めナットの種類は、数多く存在します。ナイロンナット、スプリング内臓型ナット、テンションナット、金属製羽根付ナット、そして偏芯設計の特殊なダブルナットもその一例です。こうした製品は、ボルト締結部に摩擦を加える上、標準ナットよりコストが高くなります。

接着剤は、これとは少し異なりますが、やはり同じ問題を引き起こす可能性があります。既存の接着剤には、ネジロック剤、シーラント剤、ねじ部のシーラントなどがあります。ボルト締結部に望ましくない摩擦を与えるほか、潤滑油を使用することもできません。摩擦を低減し、軸力のずれを最小化し、錆を防止して良いボルト締結にするために、良い潤滑油の使用が重要です。

潤滑剤を使用し、標準ボルト・ナット+ノルトロックワッシャーをお使いいただくことで、締結部は安全に固定され、締結軸力が予測可能となり、ずれを最小に低減することが可能となり、締結部を最適な状態にすることができます。

 

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