Improving steel mill safety and productivity

JFEスチール 西日本製鉄所は、2,510万㎡の敷地面積を誇る世界最大級にして最も先進的な製鉄所です。全ての製鉄所がそうであるように、製鉄所内の作業環境には事故発生の危険性が常に存在します。中でも熱間圧延と呼ばれる圧延工程は、鉄の再結晶温度である450℃以上の温度で鉄を薄く鍛え上げる過酷な環境となります。だからこそ、JFEスチールは作業の効率化だけでなく安全性向上の取り組みを日々積み重ねて来ました。

近年まで、西日本製鉄所 倉敷地区のM100を超える熱延設備の減速機とピニオンスタンドのボルト締結には、天井からクレーンで吊るした300KGもの分銅を打撃レンチに打ち付けるという方法以外に選択肢がありませんでした。お寺の鐘つきの要領で、油の付着した仮設の足場の上で最低3名の作業者が分銅を引き、1名が支える打撃レンチに打ち付けることで巨大なナットを締めこんで行くというものです。この作業はクレーンのオペレーターを含めて最低5名が必要で、ボルト1本当たりの締結に1時間を要します。また、いくつもの安全面の課題を抱えた作業でもありました。

しかしスーパーボルトの採用以降、ボルト1本当たりの締結時間は単独作業で15分で完了し、事故リスクも全て解消することができました。1組の減速機とピニオンスタンドで合計8本あったボルトの締結作業時間は大幅に短縮され、安全性と生産性向上に留まらず、熱延設備の運転停止時間も大きく削減されています。事実、この倉敷地区だけでなく福山地区、そして知多製造所でもスーパーボルトが採用されているということが、その効果の証しと言えるでしょう。

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