軌道から外れない

PT. インカ社は1981年創立のインドネシアの会社で、南アジア初の総合鉄道車両・自動車のメーカーでした。年を追うごとに急成長し、鉄道都市輸送ソリューションの世界的なサプライヤーになりました。今日では、PT. インカ社の製品は、無蓋貨車、客車、電車などに及びます。PT. インカ社はインドネシアのトップ企業であるだけではなく、バングラデシュ、フィリピン、マレーシア、タイ、シンガポール、オーストラリアにも輸出しています。

鉄道業界特有の性質のため、PT. インカ社の製品は大きな振動にさらされます。使用する固定具がすべてしっかりと締結状態を維持することが絶対的に必要です。最も重要な接続部の1つに台車とアンダーフレームの間の接続があります。この部分には、列車が加速したり減速したりするときに大きな牽引力や制動力がかかります。したがって、この接続部は、常に適正な軸力を維持しておくことが

極めて重要になります。少しでも緩むとボルトが損傷することになり、最悪の場合には脱線が発生します。

PT. インカ社は、現在ではノルトロックワッシャーを使用することで運転時のボルトの軸力低下を確実に防ぐことができており、台車とアンダーフレームの間の部分は定期点検時に検査するだけとなっています。

顧客: PT. インカ社
車体重量: 15,000 ㎏
長さ: 12.5 m
製品: コンテナ車両
容量: 57,000 ㎏
幅: 2.4 m
軸負荷: 16,000 ㎏
エンドユーザ: PT.インダストリ・クレタ アピ社(国有企業)
トラックゲージ: 1,067 ㎜

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