過酷な環境下で信頼性を支える:ノルトロックXシリーズワッシャーの採用事例5選

強い振動や繰り返される温度変化、限られた作業スペース――。こうした過酷な条件下では、ボルト締結部の緩みを防ぐことが、設備の安全性やプロジェクトの成功を左右する重要な課題となります。しかし、その対策の確実な実現は容易ではありません。 こうした課題に応えるのが、ノルトロックXシリーズワッシャーです。CEマーキング取得済みの緩み止めワッシャーは、独自の皿ばね形状によって金属同士の締結で必ず発生する「なじみ」による軸力損失をも防止、どれほど厳しい環境でもボルト締結を確実に保持できるよう設計されています。

その性能は、世界中のさまざまなプロジェクトで実証されています。本記事では、世界最大級の電動マイニングショベルから、ドイツの大規模インフラ更新プロジェクトまで、ノルトロックXシリーズワッシャーが採用された5つの事例をご紹介します。

1. ドイツ・ニュルンベルク地下鉄を支えた革新的なコンクリート用ボルト締結ソリューション

ドイツ・ニュルンベルクの地下鉄では、自動運転路線が毎日20万人以上の利用者を支えています。しかし、開業から40年以上が経過し、線路と路盤の間の道床部の改修が必要な時期を迎えていました。なかでも、コンクリート製の縦枕木は長年の使用によって摩耗や損傷を受けており、従来の交換工法では、施工に多くの時間と手間を要し、工事のために複数のトンネルを閉鎖する必要がありました。これは、運営会社であるVAG(Verkehrs-Aktiengesellschaft Nürnberg)にとって、運行や、利用者への利便性に影響する大きな課題でした。


この課題の解決に貢献したのが、TOGE Dübel社が開発した革新的なコンクリート用締結ソリューションです。そして、その実現を支えたのがノルトロックXシリーズの技術でした。このソリューションにより、既存の道床を補強しながら改修工事を進めることが可能となり、作業は夜間の限られた時間帯のみで実施可能となりました。その結果、大規模なトンネル閉鎖を回避し、地下鉄の運行への影響を最小限に抑えることができました。ノルトロックXシリーズワッシャーは、コンクリートボルトの固定と締結部の安定性確保に使用されています。特に、施工上必要となる斜め方向からの穴あけによって生じる傾きを補正し、確実な締結力を維持する重要な役割を果たしています。この工法はすでに複数の駅で採用されており、その中にはニュルンベルク地下鉄で利用者数が2番目に多い主要駅も含まれています。

記事はこちらから: Renovating the Nuremberg metro – without affecting the timetable

 

2. P&H製大型鉱山機械を支える確実なボルト締結

鉱業は、世界経済を支える重要な産業です。その一方で、設備の停止が生産性に大きな影響を及ぼすため、高い稼働率が求められます。さらに、使用される機械や設備は、激しい振動や極めて大きな荷重に常に晒されるという過酷な環境下で稼働しています。


露天採掘機械の分野をリードするP&H Mining Equipmentは、この課題への対策としてノルトロックXシリーズワッシャーを採用しています。Xシリーズワッシャーは、ボルト締結部を確実に固定し、締結部の緩みやなじみのリスク低減に貢献します。その効果は、世界最大級の電動ロープショベル「P&H 4800XPC」にも活かされています。135トンの積載能力を備えたこの超大型機械は、採掘現場で発生する激しい振動や大きな荷重に晒されます。ノルトロックXシリーズワッシャーは、そのような過酷な稼働環境においても締結部の安定性を維持し、高い信頼性の確保を支えています。

記事はこちらから: Tough machines for a tough industry - P&H mining equipment

 

3. ロッキングプレートからの切り替えで鉄道の信頼性向上を実現

鉄道貨物輸送はサプライチェーンを支える重要なインフラであり、ひとたび不具合が発生すると、その影響は広範囲に及びます。そのため、鉄道貨物向けの特殊な非鉄・鉄鋼部品を製造するWam Metalsにとって、設備の信頼性確保は極めて重要な課題でした。

同社では、コンタクトスプライス導体に使用していた従来型のロッキングプレートに課題を抱えていました。振動の影響によって継ぎ目板から接触ワイヤーが引っ張られて外れる事象が発生し、導体の確実な固定が十分に維持できなかったのです。

そこでWam Metalsは、代替ソリューションとしてノルトロック Xシリーズワッシャーを採用しました。その結果、振動による意図しない緩みの発生を防止するとともに、ノルトロックワッシャーを使用した重ね継ぎの接合部では接続不良に関するトラブル報告もなくなりました。

この改善により、締結部の信頼性向上と鉄道システムの安定運用に貢献しています。

記事はこちらから: How the X-series out-performed locking plates in railways

 

4. ホイヤーグループのタンクコンテナにおけるバルブ性能の安定化

化学品や石油製品、食品原料などの高価な液体を輸送する際には、高い安全性と信頼性が求められます。ひとたび漏洩が発生すれば、製品の損失だけでなく、事故や環境汚染につながる可能性があり、企業の信用にも大きな影響を及ぼします。ドイツ・ハンブルクに本拠を置くホイヤーグループは、こうした輸送品質の重要性を熟知しています。同社は液体貨物輸送の分野をリードするグローバル企業であり、世界各地で30,000台を超えるタンクコンテナを運用しています。そのため、輸送に使用される機器や部品には、高い信頼性と安定した性能が求められます。


かつて同社は、ガスコンテナのバルブに関する課題を抱えていましたが、その際に顧客からノルトロック製品への切り替えが提案されました。その結果、問題は解消され、ホイヤーグループはヨーロッパ全域で運用するタンクコンテナにおいて、Xシリーズを含むノルトロックソリューションの採用を決定しました。

バルブを確実に固定できる高い信頼性は、「一滴の漏れも許されない」輸送現場において、大きな価値を発揮しています。

記事はこちらから:WASHERS SAFEGUARD TRANSPORT SAFETY

 

5. Deutsche Bahnにおける鉄道締結ソリューションの安定性向上

鉄道システムでは常に大きな振動が発生しており、インフラの不具合は重大な事故や運行障害につながる可能性があります。そのため、鉄道事業者にとって信頼性の高い締結技術は不可欠です。ドイツの国営鉄道会社Deutsche Bahnは、沿線騒音の低減を目的として、約3,000kmにわたる防音壁の設置計画を進めていました。

この大規模プロジェクトでは、あらゆるボルト接合部においても、精密な設計と確実な固定が求められました。そこで同社は、防音壁を鉄道橋の床版へ固定する用途において、コンクリート用ボルトと組み合わせたノルトロックXシリーズワッシャーを採用しました。この鉄道向け締結ソリューションは、高い信頼性と拡張性を備えており、ドイツ国内の鉄道沿線に暮らす80万人以上の生活環境改善を目的とした、同社のサステナビリティ戦略の推進にも貢献しています。

記事はこちらから: NORD-LOCK GROUP KEEPS THE RAILWAY INDUSTRY ON TRACK 

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