Keep on PLAYING!!

世界中のロックンローラーにはエレキギターが発明されたその日から、ある共通の悩みがありました。アンプへの出力ケーブルを差し込むジャック部のナットが緩み、内部で線がねじ切れてしまうのです。ステージで突然、ギターから音が出なくなる。プレイヤーにもリスナーにも、まさに“Rock And Roll is Dead”というあの言葉通りの、最悪の瞬間です。しかし、エレキギターには付き物とされ諦められていたこの現象は、スウェーデンで生まれた特殊なワッシャーとの出会いにより、遂に終焉を迎えました。

国内最大の楽器小売店である島村楽器は、楽器の修理工房も持っています。世界トップレベルのアーティストにギターを作る職人でもあるルシアー駒木氏が率いる島村楽器のリペア工房には、修理のために毎日いくつもの楽器が持ち込まれますが、中でも群を抜いて多いのが、このジャックの断線です。何か良い方法がないものか、常々考えていた駒木氏は、ある展示会で偶然ノルトロックに出会います。以降、修理でノルトロックワッシャーを取り付けたギターが再び断線を起こして工房に持ち込まれることはなくなりました。世界共通の長年の悩みが、遂に解決されたのです。駒木氏は熱を込めて、こう語ってくれました。

「島村楽器は楽器の販売以上に、楽器を演奏する人を増やしたいんです。楽器には愛着が湧くもの。それを修理することで長年愛用してもらい、楽器離れを防ぎたいんです。だからハイエンドの高価なギターより、初めて買う安価なエントリーモデルに、修理対応ではなく生産時からノルトロックを導入したい。思い出のある最初の一本がいつまでも弾ける。こんなに素晴らしいことはないでしょう?」

 

本取材からしばらく経った後、ノルトロックジャパンには駒木氏より実際にエントリーモデルのギターへの採用が決定したという知らせが届きました。愛着のあるギターがいつまでも奏でられ、音楽を愛する人を増やす。島村楽器とルシアー駒木氏のハートのこもった取り組みに、ノルトロックも少し貢献しています。

 

 

島村楽器では、単に楽器の販売だけでなく全国にリペアを行う店舗を設置。専用のリペア工房も都内に設置し、長く楽器の演奏を愛好するユーザーが増えることを願っている。

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FACTS

顧客:島村楽器ギターリペア工房
年間修理受付数:6,060本(2015年実績/東京工房のみ)
課題:エレキギターのジャック内断線の修理
採用製品:ノルトロックワッシャー
使用箇所:ケーブルジャックナットの固定

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