主なメリット
- ウェッジロッキング機構により、回転緩みを起こさせない
- 手早く簡単に、一般的な工具だけで取り付け、取り外しが可能
- 潤滑剤を使用しても緩み止め機能は変わらない
- 緩みが発生しないため緻密な軸力管理が可能
- ボルト・ナットと変わらない温度特性
- 無限ではないが再利用可能
- ボルト・ナットにも負荷をかけないため、ボルト・ナットの再利用性も確保
- 表面硬度を上げることで、大きな負荷にも耐えられる設計
- 外径を大きくした幅広タイプのSPワッシャーを使えば、長穴や下穴が大きい場合、相手材が柔らかい場合、塗装面に締結する場合にも絶大な効果を発揮
- 高い耐蝕性をもつ
- 強度区分12.9 (ASTM A574)の高強度ボルトにも使用可能
- ボルトの長さが短い箇所でもしっかりとした締結を実現
SPワッシャー(幅広タイプ)
SPワッシャーはノルトロックワッシャーと同じウェッジロッキング機構をもつ緩み止め製品ですが、 その外径が広いのが特徴です。SPワッシャーを使用して締結すると、締め付けによる荷重がより広範囲に分散され相手材接地面への負荷が軽減されます。
外径を広げたSPタイプは下穴が大きい、塗装面への締結、相手材が柔らかいなど相手材の負荷を軽減したい場合や、接地面積を広げて緩み止め効果を確実にしたい場合に最適なソリューションです。荷重の分布を最適化するため、フランジが付いたボルト・ナットとの併用が理想的です。
試験実績
ノルトロックのウェッジロッキングワッシャーは認証機関や独立した研究機関による厳格な試験を受け、 その性能を証明されています。DIN65151に準拠したユンカー振動試験は、ボルト締結の耐振動性を検証する最も厳格な機械試験の一つです。
ユンカー振動試験では、ボルト・ナットが戻り回転を起こしやすいとされている平行方向(せん断方向)の振動を受け続け、その間のボルト締結力が継続的に測定されます。ノルトロックワッシャーはこの厳しい環境においても、一般的な緩み止め製品より一貫して高い緩み止め効果を発揮しています。